所長 工学博士 慎燦益

 有限会社実用技術研究所は平成11年9月に設立して以来、平成28年6月より第18期に入りました。これまで17期もの間、ご協力、ご支援賜りました全ての方に感謝申し上げます。

 小生が長崎総合科学大学在職中に設立した会社ですが、これまでの17年間は会社設立当初から苦楽を共にした古参所員と新しく入社した所員のたゆまない努力により維持発展してきたものと確信しております。

 また、これまでにご協力・ご支援頂いた関係各社並びに個々の協力者各位のお蔭をもちまして、平成26年末に新しい社屋を購入し、平成27年6月よりリフォームした社屋で仕事をするようになりました。これを機会により一層の飛躍を目指して頑張っております。

 小生も41年間務めた大学勤務に終止符を打って平成27年4月より、有限会社実用技術研究所の所長職とともに2,3年後には実用化できる技術の研究・開発に専念しております。

 実用技術の研究・開発への取り組みは、大学在職中に現在の大学教育が学理のみに偏重し、実学及び創意工夫によるモノづくり教育が希薄だと言われ、その理由として大学教員が現場でのモノづくりの実態をあまり知らず、研究室での学理研究による論文業績の積み上げに重点を置いているためだと指摘する意見を耳にし、これに共感を覚えたからであります。

 小生も大学に身を置いていた者の一人として、現場のモノづくりとの乖離を痛感し、大学で培った学理・知識・技術を実際に役立たせるべく、本研究所を設立し、実用的な技術による事業展開と新しい技術改革に取り組んでおります。

 これまで、小生の専門分野である船舶の設計業務を中心として、新しい船舶設計システムの3D-CADに注目し、実際の小型船舶の設計に取り入れるべく研究・模索が続いておりますが、これまでの努力の甲斐があって、平成28年11月中旬より3D-CADによる本格的な造船設計に取り組む体制が整って来ております。来年中にはその成果を公表できるものと思っております。

その後は、3D-CADを用いた船舶の設計・建造支援の新しい実用的なシステムの構築と、このシステムを媒体として造船所及び関連企業間でコンソーシアム等を形成することにより、より多くの小手造船所の競争力強化に貢献したいと考えております。

 更に、港湾、ダム等の水環境改善のため新しいコンセプトの水面浮遊物回収船の実船配備を目指し、平成26年度には長崎県の経営革新計画の承認を得て、その準備も進めております。そして、船舶に関わるその他の技術、船以外の浮体構造物及びオリジナル機械器具等の研究・開発・設計等、所員一同とともに一歩ずつ邁進する所存です。

 今後とも、これまでと同様に、ご協力、ご支援賜りますようお願い申し上げます。 皆様からの、いつも暖かいご協力、ご支援に心より感謝いたします。

所長履歴

昭和45年3月 長崎造船大学 工学部 船舶工学科卒業(工学士)
昭和49年3月 九州大学 大学院工学研究科
造船学専攻  修士課程修了(工学修士)
平成元年5月 工学博士(九州大学)
昭和49年4月1日 長崎造船大学(現 長崎総合科学大学
工学部 船舶工学科 助手
昭和54年4月1日 長崎総合科学大学 工学部 船舶工学科 講師(専任)
昭和58年4月1日 長崎総合科学大学 工学部 船舶工学科 助教授
平成5年4月1日 長崎総合科学大学  工学部 船舶工学科 教授
大学院工学研究科教授
長崎大学 水産学部 非常勤講師
平成10年4月1日 長崎総合科学大学 大学院工学研究科長
平成19年5月 日本船舶海洋工学会 功労員(終身)
平成27年3月31日 長崎総合科学大学 退職
平成27年4月1日 有限会社実用技術研究所 所長
平成27年5月1日 長崎総合科学大学 名誉教授(終身)

 41年間長崎総合科学大学在職中に、教務部長、事務部長(学長補佐)、特任部長、法人理事、法人評議員を歴任。

 昭和45年から現在まで日本造船学会(現日本船舶海洋工学会)会員。この間、運動性能研究委員会委員、海洋工学研究会委員、海洋環境研究委員会委員、国際試験水槽委員会機関代表、日本船舶海洋工学会代議員、西部支部運営委員、教科書編纂委員会及び教科書執筆WG10委員、西部造船会評議員、西部造船会技術研究会運営委員・性能部会委員等を歴任。

 社会活動等では、長崎県工業技術センター客員研究員、門司地方海難審判庁鑑定人、福岡市営渡船建造選定委員会委員、長崎地方裁判所鑑定人、九州運輸振興センター調査委員会 委員長、中小企業総合事業団審査委員、中小企業庁事前評価委員、経済産業省審査委員、水産庁調査検討委員会委員、九州運輸局検討委員会委員長、学術振興会科学研究費委員会審査委員、文部科学省専門調査員、海上保安庁長崎海上保安部および横浜海上保安部鑑定人等を歴任。

  • 水面浮遊物回収船
  • 3DCAD 船舶建造支援
  • 船の設計をしませんか?
  • 造船設計の入門書
  • 耐航性能の初級本

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